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ビーコルブースター視点の 2021-22シーズン B1 CS展望③

いやー宇都宮強い!(もう3日経ってるがな)

 

レギュラーシーズン圧倒的だった琉球すら寄せ付けず、ポストシーズン全勝で優勝を飾りました。

 

宇都宮ブレックスさんおめでとうございます。

 

開幕節、B2から昇格してきた群馬に連敗からスタート、ワイルドカードから東地区1位の千葉J、天皇杯優勝の川崎、レギュラーシーズン全体1位の琉球に完勝まで仕上げて来るとは。

 

あっぱれです。

 

 

さて、ビーコルブースター目線で観てきたCS、以下のポイントに注目してきました。

 

注目ポイント(=ビーコルの強化すべきポイント)

パスの正確さ

個のディフェンス/リバウンド
外国籍選手のアウトサイド
帰化/アジア枠選手の起用
換えの利かない外国籍トリオ
経験値

 

リーグ制覇した宇都宮に特にフォーカスしながら注目ポイントを振り返ります。

 

  • パスの正確さ

ディフェンスプレッシャーの激しさが売りの琉球に対して、TOは8つと5つとミスの少なかった宇都宮。

ポストフィードからアウトサイドでのパス回しでのミスは殆どなく、

またキックアウトパス含めたアシストパスも精度が高かったです。

もっとも、GAME2ではプルアップスリーを要所で決めきった事で勝利を大きく手繰り寄せた事になりましたが、

相手ディフェンスにパスを警戒させた上でのプレーでしたのでやはりパスの正確さは来シーズンのビーコルに追い求めてもらいたい部分になります。

 

  • 個のディフェンス/リバウンド

対戦するどのチームをも苦しめた宇都宮ウイング陣のディナイ。特にクーリー選手のインサイドアタックで流れを掴みたかった中でなかなかローポストにボールを預けられず、苦しんでしまった琉球

ウイング陣がディナイを頑張れるのもPGの鵤選手が簡単に抜かれない信頼から。

ビーコルも河村/森井選手のディフェンス力を活かせるので、宇都宮のようなディフェンスをする土壌は十分あります。

ウイング陣の奮闘に期待です。

 

  • 外国籍選手のアウトサイド

ここに関しては決勝のカードが外国籍のアウトサイドをあまり重視していないチーム同士の対戦だったのですが、、、

3Q終盤引き離したい展開で決め切った宇都宮フィーラー選手、

4Q追いあげる展開で決めきれなかった琉球エバンス選手…といった所でしょうか。(結果論ですね…)

 

ただエバンス選手はGAME2後半ほぼ出ずっぱり、オフェンス/ディフェンスほぼ全てのプレーでアクションしていたのでエバンス選手を責めるプレーではありませんでした。

むしろ疲れているエバンス選手が打つ局面になるようにディフェンスローテーションをやりきった宇都宮ディフェンスを褒める所かと。

 

外国籍のアウトサイドシュートにはもう一つ注目したいポイント、「スペーシング

宇都宮は後述しますが日本人選手が1on1出来るスペースを上手く作れていました。

加えてアタックしたら必ずオフェンスリバウンドに飛び込む。

このチームオフェンスルールを徹底した事で効率よく得点を重ねて行く事が出来ました。

 

 

  • 帰化/アジア枠選手の起用

宇都宮が他のCS出場チームと違っていた点です。

 

シーズン途中でジャワト選手を解除していたのでCSでは帰化/アジア枠を使わないラインナップ。

しかし全く不利を感じさせない。

そこには戦術と全員のハードワークがありました。

 

  • 換えの利かない外国籍トリオ

宇都宮の外国籍トリオが他のチームと比べとても優れていた点、

ファールトラブルが少なかった事

全てのプレーにおいてハードワークしていた事

 

激しくディフェンス、リバウンドに飛び込みながらもファールが嵩まない。

それぞれ3人がコートに立ち続ける事の重要性を意識出来ていた事と、

日本人選手が簡単に抜かれないのでディフェンスが崩されず不利な体勢で対峙する事が少ない事もファールを少なく仕上げている要因かもしれません。

(川崎も近い感じです。)  

 

  • 経験値

今回の決勝カード、勝った経験値というより、

決勝で負けた経験値の方を強く感じました。

 

バスケットはメンタルスポーツ。

昨年決勝で惜しくも敗れてしまった悔しさ、自分のプレーを表現しきれなかった自身への怒りを上手く力に換え、気負いなくプレー出来ていたように感じました。

 

これらの注目ポイントに加えて、

宇都宮さんが際立たせていた戦術とハードワーク。

 

戦術:日本人のミスマッチをとことん攻める

 

一言で言うと当たり前で簡単な事なのですが、

インサイドで身体を張り、シールしてドライブレーン作ったり、

得意でないレンジまで下がってスペース空けたり

オフェンスリバウンドに毎回飛び込んだり

 

全く数字に残らないプレーばかりです。

 

そもそも

助っ人として来ている外国籍選手が立場的にスタッツに残らない部分でハードワークやり切る事って簡単な事ではないと思います。

3人全員が。

 

 

それをやり切るように落とし込んだ宇都宮のコーチ陣、

そもそもそれをやり切れる選手を獲得してきたフロント、

 

改めてシーズン前からのチーム全体の努力が結実した結果勝ち取った優勝である事がわかります。

 

今回の宇都宮の優勝で管理人が感動したのは、

 

外国籍/帰化枠選手が主役になる事の多いBリーグで、

 

日本人を主役にした編成をとったチームが、

シーズン中に磨き上げ、

他を寄せ付けずポストシーズン無敗で優勝した事。

 

 

日本人選手がしっかり守り、外国籍選手がフォローする

外国籍をアクセントにしつつ、日本人選手がどんどん攻めていく

 

ベンチから誰が出てきても落ちない強度

 

実は今季のビーコルに感じていた未来像に重なる部分が多かったりしました。

 

6/1時点で来シーズンの契約が決まっている選手達をみると、

 

  • 脂ののった日本人エースと彼の良さを最大限に引き出す相棒、
  • 高い身体能力に加えてそれぞれ特出する武器を持った若手、
  • 日本代表を目指し研鑽を重ねるトッププロスペクト達
  • 彼らに溶け込み主役にも脇役にもなれる外国籍
  • メンターを担いつつ限られた時間で結果を出すベテラン

 

後は俺たちのキャプテンの継続と、泥臭いハードワークをやり切ってくれる外国籍選手を獲得出来たら。

 

CSは本当に夢ではないと思います。

 

この先が楽しみで仕方ないチームを応援出来て本当に幸せだ。

 

何はともあれ、2021-22シーズン完。

お疲れ様でした。

 

管理人はポストプレーの練習からから始めようと思います。