悔しい2連敗…
個々の実力差はそこまでないような…
でもここまで点差がついてしまったのはどうしてなのか。
ビーコルの乗り越えるべき壁がはっきり見えた試合。
GAME1
73-98
2Qと3Qで33点差をつけられたのが響く
GAME2
59-83
前半1点ビハインドで折り返し、3Qに逆転するもファウルトラブルからFTで失点し4Qに点差を広げられ敗戦
この2試合とも前節のアルバルク東京さんとの試合を繰り返し観ているようでした。
対ビーコル戦術をそのままトレースしてきた感じです。
この4点さえしっかり遂行すれば勝てるよね、という試合運びでしたし、実際そうなってしまいました。
シーズン終盤に向けて、これからビーコルと対戦するチームはこの2節を参考にしてくるでしょうから、早急に対策が必要です。
ディフェンスの課題
・ミドルシュート・コーナー3pt簡単に撃たれすぎ問題
→ビーコルの守り方としてP&Rに対してビッグマンが下がってインサイドアタックのケア優先、アウトサイドは逆サイドのウイングが連動してカバーという方法を採用しています。(パックラインと呼ばれる守り方です)
確率の高いゴール近くを手堅く守る方法です。
且つビーコルのパックラインディフェンスの特徴として外角シュートもしっかり良く守れるようなポジションをとっている事が挙げられます。
ただ、強引に中央突破されたり(ビッグマンのドライブorミドルシュート)
ヘルプの逆を突かれるとコーナーからスリーポイントを被弾しやすい脆さもあります。
現代バスケットではミドルシュート=効率の悪いシュートとされている為強引に中央突破されるケースは今まであまり無かったのですが、そこを突破しようとして来たのがアルバルク東京さんであり宇都宮さんでした。
ビッグマンが確率よくミドルシュートを決められる事が前提ではありますが、今後対戦するチームでこの攻略法を採用するチームも出てくる為、早急に対策が必要となります。
→解決案:相手選手によってP&Rの守り方を変える。(得点力の高い相手にはブリッツやダブルチームを仕掛けるetc)
・トランジション戻り遅い問題
→これはもう意識の問題…特に外国籍選手達の戻りがどんどん遅くなって来ている事が気になります。
→解決案:細かく交代する、モリス選手も投入する
オフェンスの課題
・ボール回らない問題
→ディフェンスプレッシャーが強くなると、オフボールで振り切れずボールをいつもの形で回せない。
→解決案:オフボールスクリーン、ハンドオフ
・リバウンド問題
→ベクトン選手(外国籍選手)頼みのリバウンド。
→解決案:リバウンド意識の高い選手から起用する(古牧選手、キング選手等)
ビーコル自身の課題(今シーズン始まってから抱えている問題)
・スペーシング問題
→ベクトン選手のインサイドアタックは確かに超強力。でもそれだけだと守りやすい。(赤木頼みの翔北状態)
どこで攻めるのか、誰で攻める時間帯なのか共通理解が必要。
ビッグマンがゴール近くに居座ってしまう事でドライブやバックカットのスペースを潰してしまっている。
→解決案:チームとしてペイント内の得点を減らす意識を持つ、ベクトン選手が外から打つ(結構イケると思うんですけどねー。)
・ディテールに拘った采配
GAME2の2Q終わり、残り6秒でビーコルボールの場面。
河村選手の突破から得点を狙いました。
残り1秒でシュートを放ったのは古牧選手、惜しくも外れてしまいました。
ここで最近好調の大庭選手が古牧選手に代わってコートに立っていたら、外国籍がアウダ選手とベクトン選手ではなくハモンズ選手を立たせていたら…
タラレバになってしまいますが選手の特徴を活かしてなんとか前半で捲る為にもっと出来る事があったのでは無いかと思った部分でした。
3Q4Qでああいった展開になってしまったのですが、もしかしたら2Qで逆転出来ていればまた違った展開になっていたかもしれません。
GAME1で古牧選手、GAME2でキング選手が出なかった事、モリス選手のPTが少なかったのはコンディションの問題でしょう。
(阿部選手・土屋選手は帯同していなかったので入替出来なかったのかと。)
まとめ
3Qの不運な判定(バックファイア空振り・立ってるだけなのにファウル、ゴールテンディング見逃し)で一気に崩れてしまった点はとても残念でしたが、
須藤選手・大庭選手の強気、生原選手の復調(特にディフェンス良かった)など、この先のポジ要素も見られたゲームでした。
今シーズン宇都宮さんから勝ち星を挙げる事は叶いませんでしたが、次節秋田さんへの勝ち越しをかけた試合、群馬さんにしっかり勝つ事に目標を切り替えていきたいです。
まだまだ成長するチャンスは沢山あります。